ドライブレコーダーの映像は交通事故にあった際の証拠になったり、ご自身の運転を見つめなおしたりと非常に便利なものです。そんなドライブレコーダー選びをしているとよく目にする言葉に「画素数」という言葉があります。この記事では画素数について解説していきます。ドライブレコーダーを選ぶ際にぜひ参考にしてください。
私たちが目にしている画像は多数の小さな点が集まって構成されています。画像を構成する一つ一つの点のことを画素(ピクセル)と呼びます。
次に画素数について説明します。画素数とは一枚の画像を構成する画素の数のことです。例えば、画素数200万画素と書いてあるドライブレコーダーがあった場合、そのドライブレコーダーは200万の点(画素)で一枚の画像が構成されていることになります。
基本的には画素数が多くなればなるほど、一つの画像を構成する点が多くなるため、より滑らかな表現ができ、細かいところを表現することができるようになります。
例えば下の画像は約25万画素と約200万画素の画像ですが、拡大してみると25万画素の方では標識がぼやけていることが分かります。これは25万画素の方では一つの画像を構成する画素数が少ないことが理由です。
同じ意味の画素数を表す場合でも様々な表現が用いられています。例えば800万画素を表す際に3840×2160や4Kと表記されることがありますが、どれも一つの画像の中に画素が800万あることを表しています。3840×2160のように数字×数字で表現されているのは画像を構成する横の1辺に並んでいる画素数と縦の一辺に並んでいる画素数を表しています。下記の表にある画素数の表現方法を全部覚える必要はありませんが、ドライブレコーダーを購入する際は画素数に関してこういった表現の仕方があるということを覚えておくと良いでしょう。
交通事故が起きた際には相手のナンバーを確認したいときや双方の運転を確認したいときなどにドライブレコーダーの画素数が少ないと確認することが困難になってしまいます。一つの目安としてドライブレコーダーを購入する際は200万画素(フルHD・フルハイビジョン)以上あると良いでしょう。
200万画素以上をおすすめする理由としては、2点理由があります。
1点目として200万画素未満の画素数の場合、至近距離にあってもナンバープレートが読み取れない可能性が高いです。当て逃げをされた際やあおり運転などをされ、相手のナンパ―プレートを特定したい場合に、文字や数字を読み取れないおそれがあります。
2点目としては、30万画素、100万画素のドライブレコ―ダーの映像では、交通事故が起きた際に示談や裁判の証拠として十分にドライブレコーダーの映像を活用できない可能性があります。例えば裁判や示談で過失割合について争う際に、ドライブレコーダーの映像から弊社が行っているような交通事故鑑定を依頼することができます。弊社で行っている事故鑑定ではドライブレコーダーに映っている映像から車両の速度を求めたり、車両位置を求めたりすることを行っていますが、ドライブレコーダーの画質が高くなればなるほど鑑定の精度が高まり、映像内に映っている対象物からドライブレコーダーが遠い距離にあったとしても精度の高い鑑定を行うことができます。
画素数が低いドライブレコーダーのメリットとして、一つ一つの画像の容量が小さくなるため、画素数が多いドライブレコーダーに比べ長時間の録画が可能となる点や、本体の値段を抑えられるという点があります。しかし交通事故が起きた際などに役立てたいという目的でドライブレコーダーを購入するのであれば、200万画素数以上のものをおすすめします。
この記事ではドライブレコーダーを選ぶ際に必要な情報となる画素について解説してきました。ドライブレコーダーの映像は交通事故が起きた際の客観的な証拠になることがあり、重要な役割を担っています。せっかく事故の映像があっても画素数が少なくて明確に映っていないといったことがないようにドライブレコーダーを選ぶ際は画素数に注目しましょう。
画素数以外にドライブレコーダー選びに欠かせない条件を知りたい方はこちらの記事も併せてご確認ください。
→ドライブレコーダーはどんなものを選べばいいの?事故鑑定のプロが教えます!
交通事故でお困りの方へ
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S様
父が交通事故被害に遭い、突然亡くなりました。
加害者の供述、警察の実況見分調書記載の内容に納得いかず、事故の際、前後をたまたま走行していた両車両タクシーのドライブレコーダー映像を観て、加害車両の速度等の解析について、すがる思いでジェネクスト社へ依頼しました。
解析結果では、加害者の供述を遥かに超えた速度が算出され、公平なる意見書を作成、また適切なアドバイスを頂け、納得のいくサービスでありました。
反省のない被告に対し少しでも罪の意識をもってほしいとの気持ち、また、父親の名誉の為「真実は何か」との思いで裁判証拠資料として提出させて頂きました。
裁判等初めての経験ではありましたが、ドライブレコーダーの重要性を再認識させて頂いたと共に、今後、同様に事故の被害に遭われた方々には、ジェネクスト社への相談を是非おススメしたいと思います。
西条タクシー株式会社 代表取締役 西条勝昭様
タクシー会社を経営していると、いろいろな事故を扱います。
しかしここ数年、事故の相手方に悪質なケースが急増していることを実感しています。
今回の事故も、明らかに相手方の重過失で通常の事故処理で終わるはずでした。ところがどういう訳か、突然当社の乗務員が事情聴取され、行政処分の通達まできてしまいました。明らかに何かのコネクションによる力を感じました。
ドライブレコーダーの映像があったので裁判まで持ち込もうと思いましたが、ジェネクスト株式会社の笠原氏と出会い、ドライブレコーダーの解析、調査書を作成してもらい、検察に提出したところ、裁判をするまでもなく不起訴処分を勝ち取ることができました。
今回の件で、ドライブレコーダーの映像だけでなく、しっかりとした事故解析、それを文章化した調査書が非常に重要だと感じました。
笠原氏には、本当に感謝しています。非常識な加害者や不当な処分からドライバーを守るために、ジェネクスト株式会社を心から推薦致します。