2024年2月下旬に、千葉県南房総市の県道で18歳の高校生が運転する乗用車が女性が運転するミニバイクに追突するという交通事故が起きました。このような若者による交通事故が多発しています。そこで今回は、発生件数の多い交通事故とその原因、事故を起こさないための対策をご紹介します。
(出典:警察庁 令和4年中の交通事故の発生状況)
上記の図は原付以上運転者(第1当事者)の年齢層別免許保有者10万人あたりの交通事故件数をグラフにしたものです。上記のグラフの通り、免許取り立ての人が多いとみられる、16-19歳、20-24歳の交通事故件数が飛び抜けて多いことがわかります。
①衝突事故
運転初心者・若年ドライバーはスピードを出しすぎ、前方車両との車間距離が短くなる傾向があります。前方車両との距離を見誤りブレーキを踏むタイミングが遅れ、追突事故を起こすケースが多いです。
②夜間事故
運転に不慣れな運転初心者・若年ドライバーは視野が狭くなる傾向があるため、より一層周囲が見えなくなることが多いです。
③カーブ時の事故
経験の浅い運転初心者・若年ドライバーはどのタイミングでどのくらいハンドルを切るかを適切に判断して対応することができず、対向車や建物などに衝突する傾向にあります。
(出典:公益財団法人交通事故総合分析センター 交通事故統計データ)
上記のグラフは、16-24歳の若年ドライバーの交通事故の人的要因を表したグラフである。前方不注意や安全不確認といった発見の遅れや、動静不注視や操作上の誤りといった経験不足からなる原因が多くをしめています。
・安全確認・道路標識/標示の確認の徹底
安全確認・道路標識/標示の確認を徹底することによって、周囲の交通環境に合わせて、運転することができ、事故リスクを軽減することができます。周囲の車両や道路標識・標示をしっかり確認するようにしましょう。
・操作方法の確認
経験不足な運転初心者・若年ドライバーは、運転中にパニックになり、運転操作を誤ってしまうことがあります。そういった状態に陥らないように、操作方法を確認して、パニックになっても安全運転ができるようにしましょう。
・時間にゆとりを持つ
時間にゆとりがないと焦りがでて、周囲に注意が向かなかったり、安全確認がおろそかになるなどして、制限速度を大幅に超えた速度での運転になったり、十分な車間距離をあけて運転することができなくなります。時間にゆとりをもち、危険をいち早く発見できるようにしましょう。
いかがだったでしょうか。運転初心者・若年ドライバーは経験不足から、周囲の交通環境に合わせた運転ができず、事故を起こしてしまっています。しかし、安全確認などを徹底することで事故リスクを減らすことが可能になってくるので、教習所で習った基本的なことをないがしろにせず、安全運転をしていくことが重要です。
交通事故でお困りの方へ
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S様
父が交通事故被害に遭い、突然亡くなりました。
加害者の供述、警察の実況見分調書記載の内容に納得いかず、事故の際、前後をたまたま走行していた両車両タクシーのドライブレコーダー映像を観て、加害車両の速度等の解析について、すがる思いでジェネクスト社へ依頼しました。
解析結果では、加害者の供述を遥かに超えた速度が算出され、公平なる意見書を作成、また適切なアドバイスを頂け、納得のいくサービスでありました。
反省のない被告に対し少しでも罪の意識をもってほしいとの気持ち、また、父親の名誉の為「真実は何か」との思いで裁判証拠資料として提出させて頂きました。
裁判等初めての経験ではありましたが、ドライブレコーダーの重要性を再認識させて頂いたと共に、今後、同様に事故の被害に遭われた方々には、ジェネクスト社への相談を是非おススメしたいと思います。
西条タクシー株式会社 代表取締役 西条勝昭様
タクシー会社を経営していると、いろいろな事故を扱います。
しかしここ数年、事故の相手方に悪質なケースが急増していることを実感しています。
今回の事故も、明らかに相手方の重過失で通常の事故処理で終わるはずでした。ところがどういう訳か、突然当社の乗務員が事情聴取され、行政処分の通達まできてしまいました。明らかに何かのコネクションによる力を感じました。
ドライブレコーダーの映像があったので裁判まで持ち込もうと思いましたが、ジェネクスト株式会社の笠原氏と出会い、ドライブレコーダーの解析、調査書を作成してもらい、検察に提出したところ、裁判をするまでもなく不起訴処分を勝ち取ることができました。
今回の件で、ドライブレコーダーの映像だけでなく、しっかりとした事故解析、それを文章化した調査書が非常に重要だと感じました。
笠原氏には、本当に感謝しています。非常識な加害者や不当な処分からドライバーを守るために、ジェネクスト株式会社を心から推薦致します。